アイディアの新規性
やっべー!俺すげえこと思いついちゃったよー。
これは誰も気づいていない。新発見だー!!
そう思うことはよくあります。
卒論のテーマを考えている大学生とか、
新規事業のビジネスモデルを考えている起業家とか。
しかし、ごく少数の天才を除いては、その考えはまず間違いで、
実際は以下のどれかのパターンに当てはまるはずです。
本当はすでにある
「無いと思っていたものが本当はすでにあった」なんてのはよくある話です。
それが(物でも事でも)無いと証明するのは極めて難しい。
例えば宇宙人はいるか?と聞かれていないと断言するのはまあ無理でしょう。
自分が知らない→無い
ということにはなりません。
理由があって無い
理由があって無い場合、その理由は以下の二つです。
①必要ない、価値が無い
②必要がある、価値がある、しかしなんらかの理由により実現できていない
①の場合はしょうがありません。すっぱり忘れましょう。
②の場合は実現できていない理由を徹底的に解明しましょう。
ではどうすればいいのか?
上のことから、結局アイディアの新規性を主張する意味のある場面というのは、
何らかの理由があってアイディアが実現できていない時に、
そのアイディアが実現することを主張することとほぼ同義です。
つまりアイディアの新規性を主張するということは、
・以前まではそのアイディアにどんな困難があったのか
・それをどうやって解決したのか
の二つを主張するということです。
自分はごく少数の天才には入らない一般人なので、
このことをいつも忘れないようにしようと思います。